8月26日

映画「月曜日のユカ」

ナイトクラブのホステスであるユカ(加賀まりこ)。
彼女には船荷会社の社長であるパパ(加藤武)と
ボーイフレンドの修(中尾彬)がいる。
このユカ、自由奔放で無邪気。
周りの男全てを喜ばそうという気がユカにはあり
そんな無理なことを実際にやろうとするから、
男からすれば非常識だったり面白くなかったり。
どんな状況でもユカはユカであり、
ユカは正直でいい子ってことなんだけど、
そこが困るところでもあり。
そんな小悪魔っぷりも許すしかなくなるユカのキャラクター。
加賀まりこがキュートで服装もおしゃれ。

8月15日

映画「ジャズ大名」

1986年作品。主演は古谷一行。
ヘンテコなタイトルとタモリと山下洋輔が
出ていることが気になりレンタル。
幕末の日本に黒人が漂着するという設定を描き切るために
黒人が乗った香港行きの船内や幕末の日本の様子を
きちんと描写していて、逆に私にはそれが退屈だった。
タモリと山下洋輔目当てなら、
ラスト10分までは何かしながらとかでいいと思う。
タモリは怪しいし、山下洋輔はげんこつで
おもちゃのピアノを叩くし、魅力十分。
全編に出てる財津一郎もふっ切れてていい。
映画の話はこだわらず、
話のネタに見ておいて損はないかな。

8月13日

映画「ハチミツとクローバー」

原作をコミックスでずっと読んでいるので見に行った。
原作のあの、主人公たちが若い感じはよく出ていた。
原作に強い思い入れがある人は不満かもしれない。
原作にないエピソードが挿入されていたり
エピソードが原作とは違う形に
手を加えられたりしていたから。
原作以上に森田さんがかっこよかったのが
気になる人も多いかも。
2時間で話を収めるには、
登場人物にメリハリをつける必要があり、
映画全体の構成を考えたときは
ああやるのもありだったとは思うけど。
見終わった後の感じが原作の読後感とは違うので、
これが「ハチクロ」と思われても困るし、
原作を読んでから映画は別物のだと認識して
映画を観に行けば楽しめると思う。

8月6日

イベント「ポップアート1960's→2000's」

損保ジャパン東郷青児美術館での企画展。
株式会社ミスミの現代美術コレクションをこの度公開。
リキテンシュタイン、ウォーホル以外も面白かった。
例えばサイトにも出ている
ピーター・ハリーの「ジョイ・ポップ」。
これ、色によって使ってる絵の具が違うようで、
絵の具の質感もつるつるしたものとか、
マンションの壁紙のようにデコボコしたものがあって
その質感の違いが見ていて面白いのだが
それは間近で生を見ないとわからない。
マリーナ・カポスはシルエットを
鮮やかに描く作家だと思った。
一色でベタ塗りした木々の葉が鮮やか。
デイヴィッド・ラシャペルの作品は
セットを作ったりして手が込んでいる。
ポップ・アートは大衆に向けたアートだが、
現在ではポップ・アートも制作にお金がかかる。
あと面白かったのはグレッグ・ボギンの作品。
企業のロゴにヒントを得たような
色鮮やかで抽象的や記号的な作品。
企業デザインとアートという
中身が相反するクリエイティヴティをつなげようと
しているような作品で興味を持った。

8月5日

イベント「イザベル・ユペール展」

ユアベル・ユペールのポートレートを
72人の写真家による100点以上の作品を集めた企画展。
それそれの写真家がそれぞれの表情を引き出していて
それらを楽しむ企画。
少女のようなイザベル、セクシーなイザベル、
宝塚の男役のようなイザベル、飾らないイザベル。
いろんな表情のイザベルが展示室の壁を飾っていた。
私が気になったものをいくつか紹介。
ピーター・リンドバーグの2002年の作品。
イザベルが白いコートを身にまとい
目を軽く閉じて微笑んでいる。
服の広告のようなおしゃれな作品だった。
ギイ・ブルダンの1989年の作品。
赤いジャケットを羽織り、明るくない口紅を塗り
髪はパーマをあて黒いストッキングをはいている。
ギイ・ブルダンらしいセクシーな作品だった。
ユルゲン・テラーの作品(撮影年失念)
キャミソール姿であごに手を置いている。
その腕によってちょうど胸の谷間が隠れている。
セクシーさは胸の谷間を見せなくても肩だけで語れる。
クロディーヌ・ドゥーリーの2004年の作品。
ビルの窓の手前のへりの上に寝ている。
彼女と窓の外の景色、ビルの高さがわかるように
彼女を前から斜め下方向に撮っている。
この構図が新しいなと思った。
ロビン・ホーランドの1994年の作品。
やや下を向き耳の上で髪を両手でかきあげている。
私だけでなく、この表情にぐっとくる男性は多いのでは。
写真家は狙って撮っていると知りつつも気になる表情。
ロベール・ドワノーの1985年の作品。
ウエストがくびれたワンピース姿で市場の通りに立つイザベル。
親指をくわえた表情が子供のようだった。
サイトで使われているユルゲン・テラーの作品、
ベッドの上のイザベルの写真も悪くないのだが、
個人的にはこれ以上に好みの写真が見れて良かった。



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