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7月26日

映画「カッコーの巣の上で」

刑務所での労働が嫌でマクマーフィは、
精神病患者のふりをして精神病院に入院する。
しかし、ここの管理体制は厳しく、
婦長も一筋縄ではいかないやり手だ。
マクマーフィは婦長や病院に反発するのだが、
他の患者たちは自主的に入院してきたのに
ここのやり方に文句も言わず大人しい。
マクマーフィが病院で反抗的な態度を続けていくうちに
他の患者たちの様子がいきいきとしてくる。
私たちが安心した生活を送っていくためには、
規則は必要だと思う。
私たちがさまざまな規則を守っているからこそ、
私たちは高額の商品の売買をしたりできる。
私たちにとって規則とは必要なものだが、
規則に反発した気持ちを覚えるのも事実。
しかし規則とは基本的には
私たちが望んで生まれてくるのだ。
規則があれば楽だ。
患者たちが病院に文句を言わなかったのは
規則さえ守れば病院が彼らの世話をしてくれるからだ。
しかし、彼らの表情は精気が欠けていた。
この映画を観ると、「規則って何だろう」と思う。
私たちに必要で守っていると楽な規則だが、
それに反発を覚えることもあって、
破る瞬間は快感だ。
小さな規則を破ることはしても、
その規則を作っている体制を覆そうとは
本気で考えていない。
結局私たちは体制の中にいることを望んでいるのだと思う。
体制に対して小さな不満はいろいろあるけど。

7月21日

映画「情事」

夫と息子がいるソヒョンと妹の婚約者ウインの不倫の話。
このまま幸せになれると思えないのに
ウインに会いたくて仕方がないソヒョンの様子に
心が動かされる。
そして印象的だったのは、韓国男性の積極的な様子。
韓国男性だって全員が積極的ではないだろうけど、
会うのを止めようと言ってくる女性に向かって
「あなたは私に会わずにいられますか」なんて
言えないだろうし、映画でもこのセリフは大仰。
中学生のように「こんなに頻繁に電話をしたら
相手は負担に思うかな」みたいな駆け引きがなく、
会いたくなったら欲求に任せ会う様子がとてもエロティック。
そういう駆け引きが描かれてる映画の方が
胸がキュンとして個人的には好きだけど。
結婚している男性が「私は妻を存分に愛せているだろうか」と
ソヒョンの夫ジュニルの立場に立って観ると
見え方が違うのだろうと思う。

7月20日

映画「天国の口、終りの楽園」

17歳の少年、テノッチとフリオ。
2人はテノッチの従兄の妻、ルイサと知り合う。
3人は海岸を目指しキャンプの旅に出掛ける。
旅の途中、テノッチとフリオは
共にルイサと関係を持ったりしながら
2人の友情関係が少しずつ変わっていく。
友達同士の関係に女性が入り込んでもなお
その関係は中学生のように純粋でいられるわけもなく、
お互いに傷付いたりしてしまうのは当然のこと。
人を傷付けないと、その痛みはわからなくて、
大人になっていくにつれて誰もが経験する痛みが
この映画の中では描かれている。

7月6日

映画「アラバマ物語」

黒人が白人を傷つけた事件で
白人が黒人の弁護をする。
あからさまな差別が、この30年くらいで
だいぶなくなってきた現在のアメリカでは
こうしたケースはだいぶ出てきたのでは。
そのあとも「評決のとき」が作られたりしてるし
こうした人種差別がなくなったとは言わないけど。
何を言いたいかというと、
作り手が作品を通して人々に理想を伝えることの大切さ。
理想は人それぞれ違う。
だからこそ多くの作家が自分の理想を伝え、
後世の人が自分たちの理想の形を作るときに
参考にするものは少しでも多くあったほうがいい。
これが作られた1960年代初頭には
実現が難しいと思われるような問題も、
こうした理想を描くことは
次の世代のために大切だと思った。

7月5日

映画「グリーンマイル」

奇跡を起こす黒人の話。
この黒人ジョンは殺人罪で死刑が確定していて
話の舞台は刑務所の死刑囚棟。
ジョンと看守ポールの友情が映画の見どころ。
ギスギスした刑務所の中で、
ジョンには不思議な力があり、
ポールの尿道炎などを治してしまう。
人を助けたいという癒しの心を持ったジョンの姿は
見ていて癒される。
またジョンの殺人は冤罪だったのだが、
死刑が確定して刑の執行を避けられないのが
仕方ないと分かっていながら悲しい。
奇跡を起こす役回りというのは
黒人などマイノリティに与えられないと
話として成立しづらい。
(強者にはそういった力を持たす必要性がない)
そうしたマイノリティの描き方
(ジョンが黒人である点以外にも、
2メートルはあろうかという大男であることも
マイノリティに含まれる)から
アメリカ社会が描かれている問題が
少し分かると思う。



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