3月11日
飛行機の機内食の量が多かった。
2回の食事の間の軽食でお腹がいっぱいになり、
2度目の食事はキッシュだけ食べてあとは残した。
動かないでひたすら食べてていいんだろうか。
「刑務所の中」で花輪和一が
拘置所を養豚場に喩えていたけど、
飛行機もけっこうそんな感じだと思う。
ニューヨークからピッツバーグへの飛行機の中で
アジア系の男の子が話しかけてくれて、
ちょっとした会話をする。
手荷物が座席の上に置けなくて困ってたのを、
その子の隣の空席に置いてくれて助かった。
その子の大学に日本から来てる人がいるそうで、
日本の会話もする。
彼は日本のミュージシャンで倉木麻衣を知っていた。
浜崎あゆみは知らなかったけど。
どうして知ってたのかちょっと気になったけど、
その英語力がないので訊けなかった(笑)。
後日、ニューヨークのヴァージン・メガストアで
パフィーやフィンガー5のCDを発見したときも、
(パフィーは棚に「puffy」と名札があったし)
日本の音楽の伝わり方に意外さを感じた。
あと、特筆すべきことは、空港内のシャトル。
夜遅かったこともあって、車内の雰囲気が怖かった。
空港出てからホテルまでの無料シャトルの方が
全然雰囲気よかったっす。

3月12日
ニューヨークと違って、ピッツバーグ市内の交通手段を
調べなかったので、移動にバスに乗れず、
ひたすら歩いてた。
しかも、図書館も間違えたし。
中央図書館に行くはずが、法律図書館へ。
ネットをやるのが目的だったから、
別に問題なかったんだけど。

3月13日
ピッツバーグ14時の飛行機なのに、
朝7時にご飯を食べてしまい、やることが無くなった。
ダウンタウンに出て遊ぶには時間が少ないし、
タクシーで片道25ドルかかるしなぁ。
(ホテルは空港の近く)
やることがないので、空港に早めに行って
ウインドウショッピング。
たくさんの荷物が重い。
飛行機内に持ち込めるからと、
トランクでなくドラムバックにしたから
ずっと背負ってないといけない。
空港内にロッカー無いし。
空港内ずっと歩きっぱなしだったから
靴の中がムレてきて、
靴を脱いで足を靴の上に置いた。
左足をそうしたところで
欧米で靴を脱ぐという意味を思い出し、
靴の中に石が入ったふりをして、あわてて履き直す。
私は日本にあるアメリカ人の家ではなく、
アメリカに来ている。
フライトが30分遅れたので、
ニューアークに着いたのが17時で、
ホテルに着いたのが18時。
辺りはすっかり暗くなってるから、
ニューヨークで夕食を買うくらいしかできなかった。
本屋に行って情報収集したりしたかったんだけどなぁ。
ホテルのTVのリモコンにコードが付いていた。
そうしないと盗まれるんだろうか?

3月14日
ホテルでもらった旅行ガイドに気になる展覧会があったので、
それらの美術館のサイトをニューヨーク市立図書館でチェック。
インターネットの利用には、手続きが必要だったことに
退出の際に気付く。
MoMAの帰りお金を降ろそうと、
シティバンクへ向かう途中、ブックオフ発見。
ニューヨークでまで行く必要ないだろうと、
あえて場所を調べていかなかったんだけどなぁ。
見つけてしまったので行く。
こういうとこの方が逆に、マニアが荒らしてない分、
希少本があったりしてなんて、胸を膨らます。
中古のくせして、邦楽のCDが30〜45ドルしたり
邦楽がやっぱり高いこと以外は日本と同じ。
日本の100円コーナー同様、1ドルコーナーもある。
1ドルコーナーってのが日本らしい。
アメリカでは、こういうとき、99セントにするから。
余計なお世話なんだけど、ニューヨークで
ブックオフの店員ってどうなんだろう?
学生って感じの年齢ではなかったし。
劇団員だったり、他にやってることがあるならいいけど。
タイムズスクエア近くのジャズクラブに
フレディ・ハバードが出るというので、行ってみる。
そしたらフレディは出てなかった。
20時近くまで時間つぶしてたのに〜。
次の日は出るのか訊けばよかったなぁ。
タイムズスクエア近くは夜になっても賑やかだけど、
ホテル近くは閑散としてた。
ホテル1階のレストランや隣のお店など、
周りのお店ほとんどがシャッターを閉めていた。
人通りも少なくてちょっと物騒な感じ。
地下鉄の駅とホテルが近くてよかった。
20時まで時間潰してたのは私は夜行性だし、
賑やかな街並みの中にいるのは好きだし
まあいいんだけど、
ホテルの最寄り駅を乗り過ごしブルー。
寝てたわけじゃなくて、最寄り駅を勘違いしてた。
(28st なのに、何故か23st だと思ってた
それまでさんざん使ってたのに・笑)

3月15日
MET近くのカフェ(?)でターキーサンドを頼んだのに、
普通の牛肉のハンバーガーが出てきた。何故だ?
今日地下鉄で座ってたら、
目の前を歩く体格のいい白人の若い男性が、
私の前を横切った。
地下鉄は走っていて、車内は揺れていた。
そしたら体勢を崩したらしく、
その男性が(私の座席の上の手すりに捕まろうと)
私に向かって右手を振り上げた。
「殴られる!」と思い、その拳を受け止めようと
顔の前に両手を出したのだが、
その男性はそのまま歩き去った。ふ〜、良かった。
背中に冷や汗かいたし、
この旅で一番身の危険を感じた出来事だった。

3月16日
5番街に警官がやたらいたり、今日は街の雰囲気が違った。
ブラスバンドの子供(アメリカにも鼓笛隊ってあるのかな)や
軍隊の音楽隊のパレードなどを見ることができた。
地下鉄の出口付近にはいろいろな屋台が出て、
CD4枚10ドルで売ったりしてた。
ホテルの近くの屋台でシシカバブサンドを買ったら、
4ドルのところ、3ドルにまけてくれた。
今まで、「日本人価格」みたいな感じで、
「ボラれてるのでは」と感じたりしたことがあっただけに、
かなりうれしかった。
誰かが街中でサイレンを鳴らしてたり、
アフリカ系の人たちが固まって騒いでたり、
街が閑散としてるのも怖いけど、
賑やかなのも逆にちょっと怖かった(笑)。
BARNEYS NEW YORK で服を探すも、
探してたブランドの服が見つからなかった。
ありそうなお店を教えてもらい、SOHOへ。
SOHOで髪を切った後、まだ時間があったので、
バスでGround Zero に行こうと思ったが、
バスは来ないし、道も混んでるから、
地下鉄で向かう。
車の往来は結構あったけど、
どこもそんなに混んでなくて、
「ニューヨークの道は混んでて、
バスは使い勝手が悪い」というのを
これまで全然実感できなかったんだけど、
今日のSOHOはダウンタウンへの道がすごく混んでいた。

3月17日
帰国して知ったのだが、今日は聖パトリックデー。
でも、昨日の方が街は賑やかだった。
昨日は20時前に帰ってきたけど、
それでもずっとホテルに帰ってるのが遅かったけど、
今日はホイットニー美術館を見た後、
早く帰ってきて、ホテル周辺を散策。
(多分)駐車場で骨とう市が開かれていた。
もう夕方だったからだいぶ店じまいしてたけど。
レコードとか興味あったけど、
クラシックばっかりだったからパス。
タイムズスクエアのDUANE READE(ドラッグストア)は
24時間やってたけど、
基本的にNYのお店は閉店時間が(東京と比べると)すごく早い。
ホイットニー美術館から帰る途中、
6からEに乗り換えるのに、Eを逆方向に乗ってしまう。
クイーンズに行ってしまい、駅の雰囲気がちょっと変わり、
なんか怖かった。

3月18日
ピッツバーグの空港で自分の荷物の重さには
ほとほと嫌気がさしたから、今日は郵便局で荷物を送る。
雨の中、段ボール持って2ブロック歩くのは大変だった。
船便で送り、帰国後家族に嫌な顔をされた。
(洗濯物の汚れが染みついてしまう)
テープの貼り方が悪いと、テープを買わされ張り直され、
テープ代含めて代金が$44.04。
う〜ん高い。
国連の集合時間が14時で、
ブロンクス動物園に行きたかったんだけど、
それにはちょっと時間が足りない。
Macy'sでも行こうと、歩いて行ってみる。
Macy'sの近くで99セントショップ発見。
前にMacy's に行ったときは、
地下鉄の出口から真っ直ぐお店に入っちゃったから
周りのお店の存在には気付かなかった。
99セントショップ楽しかった。
ペーパーバックとかも99セントだし。
NYの物価の高さが嘘みたい。
ここでカード使っちゃったんだけど、大丈夫だよなぁ。
ちょっと心配。
国連ツアーの後は、国連を一緒に回った2人組と
ニューヨーク大学へ。校舎の中には入れなかった。
なんか有名そうな講演をやってたからかな?
うちの大学じゃ、図書館以外入るのに
学生証なんて提示しないけど。
ニューヨーク大学の本屋さんに
閉店の20時30分までいたら、
周りのお店はみんな閉まってて、ちょっと怖かった。

3月19日
今日は出国の日。
荷物が少ないから、ニューアーク空港まで電車で。
出だしがすごくゆっくりで、
なかなかスピードが乗らないから、
「アムトラックは遅れる」という話を思い出し、
空港着くのがギリギリかなとちょっと不安になる。
水を買ったりして、このときの現金が$7 ちょっと。
換金のレートを考えると、これくらい持っていても
しょうがないなあと思い、空港内でお金を使い切る。
パーカーのボールペンの替芯とか、
家で食べるお菓子とか、実用的なものを中心に。
飛行機の座席のリモコンの調子が悪く、
映画を見る気もしなくてひたすらぼーっとしてた。
通路側がいいと言ったのに通じなかったらしく、席が窓側。
通路側の人がよく席を立つ人だったから、
その人に合わせて席を立ったから、
トイレとか割と困らなかったけど。

3月20日
帰国。
窓から霞ヶ浦や筑波山、利根川が見えると、
帰ってきたなぁって思う。
これは関東人だけの感覚だろうけど。
成田での税関ではほとんどノーチェックだった。
申告すべきものもないし、
チェックされても困りはしないんだけど、
2回ほど靴を脱ぐように言われたり、
一度なんかはベルトのバックルを裏返しにして
バックルの裏を見せるように言われたり、
アメリカの空港でのチェックがかなり厳しくて、
厳しいチェックには嫌になってた。
成田では嫌な気持ちにならずに済んだ。



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