12月のセレクション
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12月24日

マンガ「カリフォルニア物語」(吉田秋生)

あらすじは次の通り。
カリフォルニアで名の通った名弁護士の息子ヒースが
高校を2回ドロップアウトした末、東へ向かう。
そして途中のテキサスで、イーヴという少年に会う。
2人でニューヨークに向かい、ニューヨークで暮らす話。
貧しい家の出で、文字も読めないイーヴの世話をすることで、
とんがっていたヒースが成長していく。
イーヴの暗い過去や、ヒースに訪れる不幸などがとてもリアル。
現実が残酷なように、この話でも、辛い現実はそのまま。
現実と同じように、ヒースもだんだんと立ち直っていく。
悲惨な現実をことさら悲惨に描かず、
それが社会なのだと受け入れるかのような描き方に好感。
貧しい人が概して貧しいまま一生を終えるのも
それは僕らにはどうしようもないことだし。
こういった辛い現実を緩和しようと
政治家は頑張っていると思いたいが、
現実にはしがらみといったものもあるのだ。
人間が私欲を持つのも、それはそれで自然だし。

12月10日

映画「ひみつの花園」

BSで再放送していたのでついつい見てしまった。
前見たときは気付かなかった役者に気付いたり
二度目だが楽しかった。
「HERO」の田中要次がロッククライミングの
インストラクターを演じているのに気付き
宝物を見つけた気分。
これを最初に見たときは
加藤貴子すら、私は知らなかったのだ。
私は西田尚美が好きで見たのだが、
加藤貴子のファンにもお薦め。
映画はある程度のスケールがあるから、
普段、脇役が多い人の演技も
TVドラマ以上に堪能できるし。
ストーリーは、お金が大好きな鈴木咲子(西田尚美)が
自分が人質として巻き込まれた現金強奪事件で
地下水脈の底に沈んだ5億円を見つけだすために
大学で地質学を学んだりいろんなことに頑張るの話。
いろんなことに頑張りすぎていて、
最初の目的は何だったっけ? みたいな脱線した感じもいい。

12月9日

映画「喜びも悲しみも幾年月」

佐田啓二、高峰秀子演じる灯台職員夫婦の、
新婚当時の昭和7(1932)年から、
娘が結婚する昭和32(1957)年までを描いた作品。
観客を泣かせるツボがいたる所にちりばめられている。
泣けます。
「花も嵐も踏み越えて」と、劇中に流れる
「旅の夜風」の歌詞にもジンと来る。
台長として赴任した瀬戸内で一家に悲劇が起こったり、
灯台職員の家に生まれ日本を転々として暮らしてきた娘が
世界を転々とする貿易会社の男と結婚したりと、
いろいろな巡り合わせを描き切ったヒューマン・ドラマ。

12月8日

マンガ「リバイバルはいつも電車で」(耕野裕子)

この話には主人公しじまと、しじまが思いを寄せるレイラ、
レイラに思いを寄せる、レイラの幼なじみ、山本、
しじまに思いを寄せる山本の妹、七臣、
レイラが激しく思いを寄せるフリーライター、須藤章が出てくる。
そして、レイラはしじま、山本、須藤は誰とも結ばれないし、
七臣もしじまとは結ばれない。
主人公が結ばれるハッピーエンドに食傷気味な人は
ぜひ読んで欲しい。
しじまは、映像作家として着実に成長していくので、
この話もハッピーエンドではある。
結末を知っていても、しじまの描写は読む価値あり!
セリフ、心理描写、間など、内面が巧みに描かれていて、
読んでいて話の世界に入り込む。

12月7日

映画「アトランティック・シティ」

スーザン・サランドンが初めてオスカーにノミネートされた作品。
今、このビデオは廃盤。巣鴨と渋谷のTSUTAYAで在庫確認済み。
スーザン・サランドンがまだ若いっす。女の子っす。
今ではお母さん役ばかりだけど、
この映画では、バート・ランカスターに言い寄られるシーンも。
カジノの上司がスーザン・サランドンの肩に
腕を回すシーンがあったりもするし。
あらすじはこんな感じ。
スーザン・サランドン演じるサリーはカジノのディーラーを夢見て
アトランティック・シティに滞在。
そこにロバート・ジョイ演じる夫、デイヴがやってくる。
ロバート・ジョイはチンピラ。
この町でコカインを売りさばこうともくろむ。
サリーの隣りに済んでるルー(バート・ランカスター)は、
元、マフィアの用心棒。
デイヴはルーにコカインの取引をさせる。
こうして2人が出会って、2人がマフィアに絡まれて、
それにサリーも巻き込まれ、
サリーとルーの間に不思議な関係が生まれる。
ラストがかっこいい。さっぱりしてる。
サリーとルーの別れがいい。
ちなみにこのスーザン・サランドン、
今ではすっかり大女優。
2002年米国で公開される「Baby's in Black」でのギャラが
750万ドル。ひょえ〜!
日本でもよく知られてる「依頼人」でのギャラは500万ドルだって。。。
私のようにスーザン・サランドンが好きな人、
バート・ランカスターが好きな人、
(コカイン取引の時のバートのひょうひょうとした感じがユーモラス)
80年代のアメリカの映画が好きな人は見る価値あり。

12月6日

マンガ「I LOVE HER」(いくえみ綾)

主人公の花、人付き合いが苦手な美人、艶香の2人が
担任の先生、新ちゃんに恋をする。
花と新ちゃんがくっついたり離れたり、
花と艶香の間だが気まずくなったりしながら話が進展していく。
で、恋愛映画の多くがそうであるとおり、
この主人公も結ばれる。
でも、実際の場合、片想いが必ずしも結ばれるわけでなく、
私たちは艶香やその他大勢になることが多い。
告白して振られたらそれはしょうがないこと。
(相手の問題だからね)
なのに、こういうマンガの影響で、「何とかなる」って
いう楽観的な意識を持ってる気がする。
だから、自分の思うとおりにならなかったときに、
収拾つかなくなったりする。

12月5日

映画「美術館の隣の動物園」

シム・ウナが出てるので見てみた。
片想いをしている2人の女性が出てくる映画。
一人が主人公、もう一人が主人公が書くシナリオの登場人物。
ちょっと凝ってるけど、ま、よくある話っす。
片想いしてる「告白してみなよ」と励ましたりして、
最終的に励ましてる男性と結ばれるという。
今片想いしている人は「キュン」とする箇所があると思う。
靴屋の前できれいな靴を見て
「私には似合わない」とか「履き心地悪そう」とか言って
ただ見てる主人公に「履いてみなければわからない」と
男が言葉をかけるシーンとか、
気に入った買った靴がその隣りに並んでるのを見て、
「ショボく見える」という主人公に
「それは手に入れたからさ」というシーンとか。
片想いより、両思いの方が確か。
片想いだと自分の頭の外に発展しないからね。

12月1日

映画「ホワイトアウト」

自動小銃をここまで巧みに操れるダム職員は嫌だ。
この一言で感想を終わらせることもできるけど、結構楽しめた。
ダムの仕組みを巧みに操って
ダムを占拠するテロリストに対抗していくのはとてもスリリング。
このテロリストたちの犯行に及ぶ動機とか、
犯行を支えている彼らの信念とかがよくわからなかった。
ハリウッドだと、モサドとかNSAとか実在の団体を用いるから
そういう説明なくてもわかるけど、
テロリスト集団を架空に作る場合、その説明がほしかった。



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