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4月27日

新書「いっしょに暮らす。」(長山靖生)

2003年10月25日に取り上げた
『若者はなぜ「決められない」か』の著者の新刊。
これまでの結婚観からルームシェアなど結婚にとらわれずに
著者が「いっしょに暮らす」ことを考察した本。
若い人の晩婚化が進んでいるが、
彼らも機会があれば結婚したいと思っている。
厚生労働省人口問題研究所が2002年に
独身者に行った調査がこの本で紹介されている。
この調査によると男女ともに9割が
「いずれ結婚するつもり」と回答している。
ということは結婚に踏み切れない若い人は
いまのまま老後を迎えても構わないというわけではないのだろう。
この本は誰かと生活を共にすることを考えさせられるが、
理想の共生の形をこの中で表したりはしていない。
ただ、この本の第11章でも述べられているが、
いかに生きるかという命題はいかに死ぬかという命題とつながっていて
私たちは時に現時点での最も快い生活の形を
取っている場合ではないのは
親や自分の老後を考えたとき、そのことを想像するのはたやすい。
師匠と弟子などさまざまな人のつながりを
この本では取り上げている中この本で一貫しているのは、
人間は人とのつながりを絶って一人で暮らすのは難しいということ。
それは私もそう思う。
いまは結婚などまったく考えていない私だが、
ヘルパーなど介護が手厚ければ一人で死ねるかといえば
私は一人で死ねるほど強くないと思っている。
ただ、自分や親の老いを想像したとき、
「この人となら、自分の親が老いても親の面倒を見ていけるし
この人の親の面倒もこの人となら見ていける」と
そういう風に思える人となると、
結婚相手を選ぶそのハードルは高くなるなと思った。
結婚という形がお互いのあるべき姿を自覚させ
結婚さえしちゃえばあとはある程度は何とかなると
結婚を楽観視していたのだけど。



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