2000年CD回想録

色々なサイトで2000年のベストCDを振り返っていますが、
私はCDの大半を中古で買うので、
2000年に2000年のCDを買ってない(笑)。
レンタルして聴くなど、
2000年のCDを全く聴いていない訳ではないが、
私の音楽の趣味はこの通りなので(笑)、
レヴューを書くほどきちんと聴いていない。
そこで私は、2000年にヘヴィー・ローテーションしていたCDを紹介します。


1. 『ドビュッシーの誘惑』(アート・オブ・ノイズ)
1999年に出たアート・オブ・ノイズの一番新しいアルバム。
メロディーが聴きたくないときにこのアルバムはよくかけた。
私は、ドナ・ルイスが好き。
彼女がこのアルバムでも少し幻想的な雰囲気を出していたのも良かった。
これをかけながら、気持ちを高め、運転していたら、
同乗した父は嫌がった(笑)。

2. 『MUSIC FOR AIRPORT』(BRIAN ENO)
このアルバムは、5月8日のセレクションで取り上げた。
2000年の春、飛行機でスキー旅行に行った時は、
このアルバムを持って行き、空港で聴いた。
何か考えことをしていて、独りでいたいときによくかけた。
このアルバムは、耳を傾けて、「聴く」ことより、
BGMのように、「流す」ことのほうが多かった。

3. 『春は遠き夢の果てに』(つじあやの)
このアルバムは、8月4日のセレクションで取り上げた。
つじあやのは、2000年、最もイチオシしていたアーティスト。
彼女のほのぼのとした雰囲気は、
最近のJ-POP の流れの中では新鮮で、
アップ・テンポの打ち込みを多用したJ-POP を有線などで聞いた後に、
つじあやのを聴きたくなることがあった。

4. 『ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』(ボブ・ディラン)
ゆっくりとメロディーを楽しみたい時、
このアルバムの「レイ・レディ・レイ」をよくかけた。
このアルバムを「おやすみタイマー」でかけながら寝る、なんてこともやったりした。
このアルバムをベッドで聴くと、
ボブの歌声の中に、私の身体が溶け込むような感覚をおぼえるのだ。

5. 『A&M デジタル・リマスター・ベスト』 (クロディーヌ・ロンジェ)
クロディーヌ・ロンジェの声は細くて、聴いている私を内省的にさせる。
気持ちが内向きになっているとき、能天気な曲など聴く気になれない。
「悲しい雨が」のような静かな曲をかける。
私の心は揺さぶられ、思わず黙り込んでしまう。
この曲を聴いている間は、自分の弱さも受け入れられた。




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